初めて転職を考えている人は、いくつかの点に注意をしなければなりません。まず初めに考えなければならないことが、「本当に現在の仕事を退職してもいいのか」という点です。退職理由は人によって異なり、給料面や休みに関する理由や、人間関係や家族の介護のためなど、理由は様々です。

しかし、実際に退職してしまったら、再就職するまでの期間、収入が減少もしくはゼロになってしまうなどの可能性があります。一時の感情に流されて退職を決意したのであれば、一旦冷静になって考え直すべきでしょう。さらに、現在の仕事に対する不満から退職し再就職したからと言って、次の職場でその不満が確実に解消される保証はありません。

特に退職理由が人間関係や職場の空気にある場合は、募集要項を確認しただけでは判断が難しく、前の職場とほとんど変化がないかもしれません。また、人間関係に関しては、自分自身が変わらなければならない面もあるかもしれません。実際に退職する前に、これらのことを再確認してから行動に移すようにしましょう。

これらのことを再確認したうえで転職を決意したならば、数ある求人情報を見比べることをお勧めします。いくつもの求人情報を見比べることで、様々な業界における平均的な給料や休日日数、福利厚生などを把握できるようになってきます。その中で自分の希望条件にできるだけ近いものを見つけ出し、さらにその求人情報が新しいものかどうかをチェックしておきましょう。あまりに古い求人情報がいつまでも掲載されている場合、何らかの原因で離職率が高く、求人の募集をかけ続けている可能性があるからです。